日記風に
2006年12月27日
知人から、最近の医者は頭がいらないのかという話がありました。何のことか
わからないでいました。
最近東京の知人から、子どもが受診してもらった薬のうち本当に必要なものは
どれかというメールがきました。とりあえず症状から考えられる病名と見解を返
事しました。翌日受診した患者さんの薬の中身をみて驚きました。前夜のメー
ルの内容と驚くほど一致していたからです。東京も仙台も同じ処方がでるには
訳があります。
 そうです電子カルテです。症状を入力すると処方が出てくるのです。同日に受
診した成人患者さんは内科受診時に看護師さんが問診して症状をコンピュータ
ーの端末に入力してくれていたといいます。医師の前につく前には処方が決ま
ってしまうこともありえます。聞くところによると全国一律のCDROMが配布され
ているので一律の治療・処方が受けられる様になっているらしいのです。
ですからいつ受診してもクラリシッド、アスベリン・ムコダイン・ペリアクチン、ホク
ナリンテープなどが必要なくても一律に処方されているのでしょうか。または抗
生物質は絶対処方せず治りの悪い治療というのもあり得ます。そこにはメリハ
リというものは存在しません。医師の経験も知恵もさじ加減も機能しません。
国が推進しようとしているIT化はまだまだ胡散臭い。
2006年8月20日
このお盆休みはいったい誰のためにあるのでしょうか。
今年は大変忙しいお盆休みになってしまいました。
13日に盛岡で会議。20日に東京で会議。
16日は山形で診療。
18日、19日は岡山県総社市の清音クリニックにおじゃましました。開業のお祝
いと称して仕事の邪魔をしてきました。岡山アトピーの会・坪井さんには大変お
世話になりました。
有名な国分寺からほど近い田園地帯の小高い斜面に清音クリニックは建って
いました。できるだけ無垢材をつかいシックハウスの起こることのない素材を使
って建築しました。内科と小児科の2科あるので相当に広いスペースのクリニッ
クの中身は長谷・上田先生の気配りとこだわりがいっぱい詰まっています。
以下続く
雑談のなかで出た話題の一つは人間はなぜ出産後胎盤を食べないのか。ひょ
っとして日本以外の国には胎盤を食べる習慣があるのではないか。
早速タンザニア・ケニアで子育て中の知人にメールしたのですがまだ結論は出
ていません。どなたかご存じの方教えてください。
とびひでの細菌検査ではまだMRSAが出ていないということでした。地域差があ
ると聞いているので、仙台との比較が問題です。私もしばらくMRSAはみていま
せん。マスコミの報道は実態と少し遅れるのではないかという印象があって、多
少減少傾向にあるのだと思います。



NIKKEI MEDICAL ONLINEより
英国医療事情
森 臨太郎(英国国立母子保健共同研究所リサーチフェロー)

連載の紹介
英国で英国立医療技術評価機構(NICE)の診療ガイドライン作成に携わっている立場から見
た、疫学研究や政策立案から、日常診療に至るまで、様々な視点から英国医療と現政権の保
健医療改革をリポート。

筆者プロフィール
もり りんたろう 氏 1970年神戸生まれ。医学博士、英国小児科専門医。日本での小児科研修
を経て、オーストラリアにて新生児医療に携わり、英国にて疫学を修める
感染症 /抗菌薬 /2006. 5. 2
連載第20回・抗菌薬のカルチャーショック
 日本からオーストラリアに渡って、医療現場で最初にカルチャーショックに遭っ
たのが、抗菌薬の使い方である。ところが、しばらくしていろいろ違う国のことも
聞いていると、実は、日本での抗菌薬の使い方こそが、他の国にとって「カルチ
ャーショック」であることに気がついた。というわけで今回は、英国やオーストラ
リアの臨床現場での抗菌薬の使い方について紹介したい。

 私は新生児科医なので、臨床現場というと新生児集中治療室ということにな
る。新生児集中治療室は重症の新生児が診療を受けるところであるが、多くは
早産で生まれた小さな「未熟児」である。早産は感染症が原因であることも多
く、未熟児は免疫力も「未熟」であることも手伝って、抗菌薬を予防的に投与す
ることも多い。

 予防的に抗菌薬を投与するときに困るのは抗菌薬の選択である。生まれる前
の細菌叢を知っていればよいが、そういう場合は少ないので、通常は最も恐れ
ている細菌、すなわち新生児ならB群連鎖球菌に対して、抗菌薬を選択するわ
けである。もちろん2番目に恐れているものへのたいおうなど融通を利かせる必
要もある。

 オーストラリアでも英国でも、新生児の予防的抗菌薬の投与の第1選択は「ペ
ニシリン」と「ゲンタマイシン」の組み合わせである。実は教科書にもそう書いて
あるし、たいていの病院が教科書どおりのこういった組み合わせである。日本
では、こういった薬はほとんど使われなくなった。ゲンタマイシンはまだしも、抗
菌薬の代名詞的存在であるペニシリンは、日本ではめったに使われないと聞
く。

 こう言うと、ペニシリンやゲンタマイシンでは、耐性菌が市中に多すぎて使えな
いという反論がありそうである。オーストラリアや英国では、新生児集中治療室
に入室するときには、手洗いこそ励行するが、そのままの服と靴で入る。中でチ
ョコレートを食べたりコーラを飲んだりもする。しかし、MRSAを見ることはまれで
ある。

 おそらくこれは、普段の抗菌薬の使用頻度が少ないことと、旧世代の抗菌薬
を大切に使い続けているためだと、筆者は考えている。実際、一般診療の中で
も抗菌薬の使用頻度は低いし、使うものも基本的なもので、新しい系統の抗菌
薬を処方することはほとんどない。

 外来でも抗菌薬を投与する機会はかなり少ない。風邪様の症状で来院した患
者に対しては、所見や現病歴などから細菌感染を疑う理由がある場合に限って
抗菌薬を投与するという方針がはっきりしている。へたに抗菌薬を処方し
ているのを同僚や他の医師に見られると「恥ずかしい」くらいで
ある。そのため、常に投与すべき理由を自問自答しながら処方することにな
る。疑わしい例や判別がつきにくい場合には、血液検査をすることもある。

 抗菌薬に限ったことではなく、点滴も同様である。小児の嘔吐下痢症などで経
口摂取が難しいという場合でも簡単に点滴はしない。体重減少や皮膚所見を
確認して、何%の脱水かを診断し、全身状態を見ながらプロトコールに則って経
口補液療法(Oral Rehydration Therapy)を実施し、ご両親に説明して家で継続
してもらうのが普通である。

 英国でも抗菌薬の処方が増えた時期があった。その際、保健省が1999年に
130万ポンド(3億円弱)、2002年に70万ポンド(約1億5千万円)を投じて一大キ
ャンペーンを実施した(写真)。そのメッセージは、

 「抗菌薬は、風邪やほとんどの咳、のどの腫れには効かない」
「抗菌薬の過度の使用は耐性菌を増加させ、本当に必要なときに使えなくなる」
「抗菌薬の過度の使用は身体にとって大切な良い細菌まで殺してしまう」

 といったもので、雑誌、テレビ、パンフレット配布などで啓蒙を図った。このキャ
ンペーンの効果が金額に見合うだけのものだったかどうかは、まだ微妙なとこ
ろではあるが・・・。

 もうひとつ注目すべきなのは、英国やオーストラリアでは、薬の処方が一般名
で行われることだ。おかげで、日本にいる頃たくさん覚えた薬剤の商品名はす
っかり忘れてしまった。病院が変わろうが、国が変わろうが、一般名は変わらな
いので、いったん覚えてしまえば、一般名の方が楽である。もちろん、製薬企業
との「不適切な関係」を避けるのにも大いに役に立つと思っている。
当番医でも2名に点滴しました。受診時大泣きしている子どもはしばしばいます
が、大抵注射、とくに点滴が怖くて泣いているようです。それだけ頻繁に点滴が
行われている証拠でしょうか。点滴希望のお母さんの本音は、「そのほうが楽
だから」。辛抱強くORSを飲ませるのは骨の折れる仕事ですから。

2006年4月29日
自称てらさわ農場で椎茸が収穫されました。昨年菌を植え付けておいたホダ木
に椎茸が生えてきました。小児科の裏の湿気などが生育に好条件だったから
でしょう。これからは毎年植えておこうなどと少し欲が出てきました。中国産の
椎茸が多く出回っています。90%は菌床栽培で、原木栽培はきわめて少ない
そうです。味はもちろ原木栽培の方がいいといわれています。
2006年3月21日
 偶然1998年の週刊医学界新聞の記事を見ていたら次のような文章が目に
入りました。8年も経っているのにあまり事情は変わっていない部分もあるので
紹介します。津田武医師(米国財団法人野口医学研究所常務理事) の文章で
す。題名は「米国臨床留学研修のすすめ」です。

 日本の医療の中でなぜこういったものが今なお依然として存
在しているのかと疑問に思うことが数多くある。 
 例えば,神経芽細胞腫のマス・スクリーニングは,世界中で日本だけ依然とし
て行なわれていると言われる。私は,Oncology(腫瘍学)の専門家ではないが,
多くのアメリカでのoncologist(腫瘍学者)らと同様この検査はまったく意味がな
く無駄な検査だと考えている。意味のない検査に意味づけをするという点で,た
だ無駄なのではなく有害であるとも言える。(これはすでに日本でも廃止されて
いる) 
 またアメリカの小児科医で喘息の大発作時に,テオフィリン(商品名ネオフィリ
ン等)の点滴静注をする小児科医はまずいない。(てらさわ小児科でもまったく
用意していない)この治療法は,フィラデルフィア小児病院でも私が2年目のレ
ジデントの時まで頻繁に使われた治療方法であったが,Doubleblind studyでテ
オフィリンが喘息患者の入院期間短縮にまったく影響を与えていないと報告さ
れてから,大学病院でも市中病院でも以後一切用いられなくなった。喘息の発
作は,ごく一部の重症例を除いてβ2agonist(albuterol)の吸入とステロイドで
十分管理できる。(日本ではまだ普通に行われています!ー怒りを込めて) 
 さらに日本では,誰もが疑っていないソリタの第1液(T-1),3液(T-3)という
輸液方法は,厳密な輸液の理論からすれば必ずしも正しいとは言えない。(胃
腸炎には生理食塩水の方が優れていることは最近の研究でも証明されてい
る)特に成長期の小児の骨の成長著しい時期には,T-3(維持液)のナトリウム
含有量は少なすぎる。NPO(経口不可)の状態でT-3(維持液)で輸液を維持す
れば,10歳以上の児では,翌日血清ナトリウムは下がっていることが多い。成
長期における1日のナトリウム必要摂取量から計算すれば答えは明らかであ
る。(ちなみに、てらさわ小児科では生理食塩水が第一選択)こんな例はあげれ
ばきりがない。
 日本では,いったん始まってしまって確立された医療は,後に
意味がないとわかっても,なぜ修正したり止めることができな
いのであろうか。結局は責任の所在が明確でないために,物
事の軌道修正が著しく遅れてしまうのであろう。医師が自分の医療
行為の批判的評価ができなくて,誰がすればよいのであろうか。医療行為の結
果の正当な評価・批判は,研修医時代にぜひとも学ばなければならない,医師
として最低限必要な能力である。自分の行なった医療行為の善悪の判断・意
味づけを責任を持ってできない者たちが,どうやってこの先臓器移植や遺伝子
医療,胎児医療などの先進医療を取り入れていけるというのであろうか。
無意味なものを廃止する勇気 (斜頸、股関節脱臼、幼児の特発性股関節炎、
陰嚢水腫、そして神経芽細胞腫のスクリーニング、結核の集団検診、BCG接
種など、小児科領域でも変わってきていることは多数あります)
 また必要のなくなった無意味な医療は,再評価し必要なら廃止する勇気を持
つべきである。そのために科学Scienceが存在する。医師として最も大切な能
力は,倫理観Ethicsと科学Scienceに基づいて物事の良否を判断できる力であ
る。こういったものは,本来なら卒前・卒後教育の中で正しく教育されるべきも
のである。現在の日本の医学教育の中にこういった指導項目が位置づけられ
ているであろうか。残念ながら私は,こういった考え方を医学生時代・日本での
研修医時代に学ぶことはなかった。
 ただ,これは医学界だけの問題ではないように思える。日本には,意味のな
い(あるいは時代の変化により意味を失った)法律・規制が数限りなく存在し,
それらが再評価されることなく依然として存在し続ける。あの矛盾に満ちた「少
年法」然りである。これらは,何も官僚や政治家たちだけの責任ではない。日本
人全体の問題ではないかと思う。現代の日本人は,物事の本質を原点に帰っ
て厳しく批判・評価する勇気を失ってしまったのであろうか。
医学部卒業後、海老名敏明先生に最初に言われたことは「教
科書を疑え」でした。思えば教科書は間違いだらけでした。

2006年3月19日
黄砂がずいぶんと飛んでいるようです。黄砂に悪いことばかりではないという専
門家もいます。地球温暖化にも関係しているというのですから驚きです。しかし
研究はまだまだこれからで、日中韓の共同研究が必要です。

2006年3月17日
春風が吹き荒れて花粉も飛び散り、発疹・咳・呼吸困難などが突然発症する例
が出ています。数年前からよく知られるようになりましたが、花粉が原因で湿疹
とくに顔面の湿疹が悪化します。ぜんそくもそうです。
One airway,one diseasesという言葉があります。鼻の粘膜から気管支・細気管
支までずっとつながったairway(気道)です。花粉症が鼻の炎症症状だけで終わ
るはずがありません。鼻炎をしっかり治療するとぜんそくの症状も軽くコントロー
ルできるという理屈です。
2006年2月24日
今月3人ユニクロの部屋着を着て全身に発疹が出た成人の方が受診していま
す。何が悪かったのかわかりません。わかっているのは部屋着を着たあと発疹
がでたことだけです。似た経験がある方はぜひご一報いただけるとありがたい
です。
衣類の繊維に使用される化学物質の種類は数知れず、企業秘密のベールに
包まれています。簡単に原因物質がわかる可能性は限りなくゼロにちかいで
す。 
2006年2月14日
2月11日は一年に数回しかない特別な一日だったようです。
なぜかわかりませんが、仙台では突然ですが息が苦しくなったり、めまいがした
り、湿疹が悪化したりしたのです。お互いになんの関係もない人たちが一斉に
そのような経験をしたのですから、不思議です。まだその余波は続いています。
いつになったらおさまるのでしょうか。わかりません。
2006年2月4日
このところ「食品と暮らしの安全」で果糖の害を三回連続で取り上げています。
端的にいって、肥満の多くが当人の責任ではなく、肥満の原因になるようなもの
を利益優先で製造・販売している企業とそれを見て見ぬふりをしている国の責
任がかなり大きいのです。
 アメリカのいくつかの州では肥満をもたらす食品には肥満税を課しています。
[日本では無理]と言わずぜひやって欲しいものです。
 日本では成人男性の30%が肥満です。これほど急激に増えた肥満ですが、
それがすべて個人の責任だとは到底思えません。そんな証拠もありません。そ
の辺の原因追求を国にやってもらいたいと思います。
また最近多い高尿酸血症も果糖の過剰摂取が原因といわれています。肉もき
らい、魚卵も食べないやせた方が尿酸が高いことはどうにも納得いかなかった
のですが原因がわかってしまえばなるほどそういう仕組みで病人が作られてい
くのかとすとんと胸に落ち着くのです。
 さらに消化器科の病気ではもっとも多い過敏性腸症候群や最近非常な勢い
で増えているうつ症状も関係があるらしいとなれば看過できません。
 胃腸の不調で悩んでいる人は恐らく一千万人はいると思います。その何割か
を救うことができたらすごい医療費の削減とともに生産性の向上になります。
 ソフトドリンクで果糖液糖、コーンシロップなどと表示があったら買ってはいけ
ません。血糖値を上げないのでいつまでもブレーキがかからずつい大量に飲ん
でしまいます。その結果あとで中性脂肪がどんどん上昇し、血糖値もあがり糖
尿病になってしまいます。
2006年1月22日
ドナルド・キーン作、「思い出の作家たち」、新潮社刊は興味深い本です。
私は安部公房のファンなのですが、これがまた面白い。高校生の時に読んでい
たときにもっていたイメージ通りの安部公房の生の姿が活写されています。
安部公房がはじめてドナルド・キーンを訪ねたときに通訳についていた女性が
オノ・ヨーコだったというはなし。ちょっとしたトリビアです。大物または大物にな
る人は若いうちから知り合いだったということはよくあることです。漫画のトキワ
荘はその最たる例です。
安部公房の代表作「砂の女」で、主人公と女の会話に、砂丘の砂を売るという
話で、面白い会話のシーンがあります。
「売る?・・・・そんなものを、誰に売るんだ?」
「やはり、工事場なんかでしょうねえ・・・・コンクリートに混ぜたりするのに・・・」
「冗談じゃない!こん塩っ気の多い砂を、セメント混ぜたりしたら、それこそ大ご
とだ。第一、違反になるはずだがね、工事規則かなんかで・・・」
「もちろん、内緒で売っているんでしょう・・・・運賃なんかも、半値ぐらいにし
て・・」
「でたらめもいいところだ!あとで、ビルの土台や、ダムが、ぼろぼろになったり
したんじゃ、半値が只になったところで、間に合いやしないじゃないか!」
ふと女が、咎めるような視線で、さえぎった。じっと、胸のあたりに目をすえたま
ま、それまでの受身な態度とは、うって変わった冷ややかさで、
「かまいやしないじゃないですか、そんな、他人のことなんか、どうだって!」  

 1960年頃から日本の建築業界はこんなものだと安部公房の目には映って
いたのです。
昨今耐震疑惑があきらかになりましたが、このような不正な建築は恒常的に行
われていたと思われます。建設業界と癒着して法律を無視した違法建築を放
置してきた官僚・お役所の責任です。アスベスト問題もしかり。


2006年1月15日
8時間睡眠をとればやせるそうです。睡眠不足があるとレプチン反応性が低くな
り食べても食欲が減らないと考えられいるからです。睡眠不足は便秘ももたらし
ます。一週間きちんと8時間寝るだけ食欲が減り、お肌がすべすべになり、5%
体重が減るというのですからうまい話です。肥満の蔓延の原因は運動不足と食
べすぎだけではありません。一部ウイルスが原因で、肥満は感染症という説も
ありますが。
2006年1月1日
 NHKのETV特集「山田風太郎が見た日本」をみる。山田と同年輩である三
国連太郎がナビゲーターになって山田の45年間の日記を紹介する番組です。
山田風太郎は何回も何回も日本は必ず戦争をすることを危惧しています。日本
人の熱しやすくさめやすい性質を危険と断じています。経済大国になったら、必
ずそのエネルギーは外に向かうだろうというのです。
そして戦後は、よくも悪くも連合赤軍あさま山荘事件で終わった。その後は危険
な兆候がつぎつぎと出ているのです。そしてその動きは今に続いています
 そして30年前、石油危機を目の前にして、将来アラブ諸国が石油を武器に世
界を支配することになったら、西欧諸国は十字軍を組織してアラブに攻め込む
だろう、と予想しています。
そのとき派兵を断ったら石油にありつけないことがありうる。日本の現行の憲法
のままでどうするだろうか、と心配しているのです。
 実際アメリカとイギリスは大義なしにイラクに攻め込み、日本は石油の分け前
が欲しいばっかりにイラクに派兵し、インド洋に戦艦を送っています。ある意味
ではある程度しょうがない事態なのかもしれません。しかしブッシュの戦争は、
昔の十字軍と同じように石油欲しさが動機であり、本物の十字軍にも等しい泥
棒行為であるのは誰の目にもあきらかです。
 テレビはうそをつきません。ブッシュの馬鹿さ加減、ラムズフェルドの腹黒さ、
小泉の中身のなさ、はテレビ映像では隠しようがありません。あの人たちにす
べてをまかせているわけではありません。しかし今の調子です勝手にやられた
ら今年も暗い一年になるかもしれない、とちょっぴり心配になっています。

12月31日
大晦日に「スーパーサイズミー」のDVDを鑑賞。購入後3ヶ月なかなか見れな
かったので念願がかないました。映画だけでなくおまけ映像つきです。
勉強になります。ぜひとも一見を薦めたい。
実験をしています。
マックのハンバーガー、普通のハンバーガー、普通のフライドポテト、マックのフ
ライドポテトを室温に保管して腐る過程を観察するものです。マックのフライドポ
テトは10週間でも腐らない、ビッグマックも2週間以上腐らない、一方普通のハ
ンバーガーとフライドポテトは一週間以内に腐ります。10週間腐らないフライド
ポテトを子どもに食べさせますか。
「ファーストフードが世界を食い尽くす」(FAST FOOD NATION)の著者シュ
ローサーのインタビューもあります。
鮮度が問題になり始めると差が出てくるような新鮮な肉は使えなくなるから必然
的に古い肉を使うようになる、という話は、大規模のファーストフードチェーンに
は新鮮な食品の供給は不可能ということなのです。
外食産業が金にまかせてマスコミを操作してファーストフードの味を子どもに刷
り込んでいます。しかしファーストフードが消費された結果、アメリカでは3人に1
人が糖尿病になり、アフリカ系アメリカ人は2人に1人が糖尿病になるといわれ
ています。そのときに費やされる医療費は莫大です。国民の税金をファーストフ
ード産業の尻拭いにつかうのです。
日本ではどうか。日本版「スーパーサイズミー」はどんな内容になるのでしょう
か。すごいスピードで肥満・痛風・糖尿病が増えています。医療費はまちがいな
く増加します。高齢者の医療費を心配するまえに若者の医療費の増大を心配し
なくてはなりません。
12月19日
このシーズンはまだインフルエンザが7人しかきていませんが、非常に症状が
軽くすんでいます。楽観はできませんが、あの騒ぎは空さわぎではないのかと
思います。騒いで儲かるのは病院・診療所ではなく薬のメーカーだけです。
12月10日
 RSVが流行っているようです。インフルエンザの流行時に流行ることが多い
ので区別するのも難しく迅速診断キットしかありません。
RSVは生涯何度でも感染し、高齢者では重症の肺炎の原因になることもある
ので赤ちゃんだけの問題ではありません。
12月7日
百日咳がぽつぽつと発生しています。三種混合ワクチンを三回接種したにもか
かわらず感染する理由はよくわかりません。米国では成人例が増えている成人
にも安心して接種できる安全な百日咳ワクチンを開発しています。日本でも百
日咳の大半が大人から感染したものといわれています。大人で熱もなく長く咳
のみが続く場合は百日咳を疑うべきだといわれています。
かかりつけの医師に三種混合ワクチンが済んでいるから百日咳であるはずが
ないと断言された方がいます。早めの抗生物質が結構効果がありますから、そ
ういう医師がいると困ってしまうのですが。
12月5日
 テレビで昨年4000人にタミフルを処方したという小児科医が出演。タミフル
がないとまともな治療ができないと発言していました。
 タミフルが出来て高々5年です。それ以前はどうしていたのでしょうか。タミフ
ル無しでなんとかするのが医者のさじ加減です。むしろ腕の見せ所ではないか
と思うのです。麻黄湯や葛根湯でも十分対処できます。タミフルが必要な例は
むしろ稀なのかもしれません。ああいう発言は不安をあおるだけです。
12月3日
雪が舞う一日、気合をいれてインフルエンザワクチンをたくさんしました
 12月2日に「危ない健康食品から身を守る本」(コモンズ)が届き
ました。植田武智さんの本です。電磁波関係でも活躍していますが、こんどは
健康食品に取り組みました。カウンターに置いています。ぜひ一読を。
11月22日 
 いやはややっとインフルエンザワクチン狂想曲がピークを越えたようです。明
日からは2回目の子どもだけになり診療のペースを戻すことができます。
 さんざん騒いでおきながら今頃週刊朝日がいまごろになって「タミフルを疑え」
などと吠えています。マスコミはなかなか真実を書かないでアリバイだけは作っ
ておこうとします。あとでタミフルは効かないとわかっても大丈夫なように批判記
事も書いておこうという意図が透けてみえます。
 新型インフルエンザの流行が始まってみたらタミフルが効かないという事態は
十分予想されます。そういう事態を考えて二次、三次の対策を考えていかなけ
れば多くのひとの命は守れません。そういう指針をだして 初めて国は責任を果
たしていると言えると思います。
11月19日
タミフル:厚労省、死者集計せず「12人死亡」米から情報
 インフルエンザ治療薬のリン酸オセルタミビル(商品名タミフル)を飲んだ後、
日本の16歳以下の子供12人が死亡していたと、米食品医薬品局(FDA)が
発表した。日本の厚生労働省はこれまで因果関係は薄いとみて、死亡例は把
握しながら死亡数を統計としてまとめておらず、インフルエンザシーズンを前に、
日本国民は米国から実態を教えてもらう形になった。

 同省の副作用公表は通常、患者の生死など詳しい情報を明らかにしない制
度で、専門家は「副作用の分析・公表システムに問題がある」と批判している。

 厚生労働省安全対策課によると、同省は、製薬会社などから寄せられた副作
用情報をまとめ、定期的にホームページなどで公表している。タミフルの場合は
「04年度、異常行動、2人」「幻覚、4人」などだ。しかしタミフルに限らず患者が
死亡したのか回復したのか、さらに年齢、性別などは、一部の例外を除いて明
らかにしていない。

 同課は「死亡するかどうかは医師の措置にもよる。副作用の種類を公表する
方が重要だと考えてきた」と話す。今回、米国が死亡例として公表した12人の
うち、何人を死亡例として日本で公表してきたかは、同課でも「すぐには分から
ない」というのが実情だ。FDAから「日本での死者は13人か」と問い合わせを
受けた際も、データは整理できておらず確認に苦労した。米国の調査対象外と
なった16歳を超える人で何人、死亡患者がいたかも不明という。

 FDAは、今回、2階の窓から飛び降りた日本の少年2人と、おびえた様子で
車道に飛び出した日本の少年1人を、死亡例ではないがタミフル服用後の異常
行動の例として公表した。しかし厚労省は「異常行動の可能性は薬の添付文
書に盛り込んだ。行動の具体例は医学的には必要ない」として、3人について
も公表してこなかった。

 薬の副作用問題に詳しい別府宏圀・新横浜ソーワクリニック院長は「患者が
死亡したかどうかは重要で公表すべき情報だ。異常行動の具体的内容も医学
的に必要だ。死者数さえすぐ確認できないようでは、副作用の十分な分析がで
きているとは思えない」と批判する。

 タミフルの輸入販売元の中外製薬によると、12人の死者のうち7人はタミフ
ルと死亡との因果関係を否定できない例で、残る5人は主治医が因果関係を否
定したという。【高木昭午】

毎日新聞 2005年11月19日 5時49分
日本国民は自分たちの生死の情報もアメリカから教えてもらわなければならな
いのでしょうか。。日本のシステムがおかしいのです。せめて自国民の情報くら
い自分で整理・公表しろよ厚生労働省の役人さん。無駄に給料もらってるんじ
ゃないよ。それとも隠していたんでしょうか。霞ヶ関の住人は食えませんね。イラ
イラ。というわけで、数々の批判に応えてやむなく役所もやっと公開に踏み切る
ことになりました。しかし遅すぎる。
副作用情報、患者の生死や性別も公表へ 厚労省
2005年11月19日21時58分朝日新聞

 インフルエンザ治療薬のオセルタミビル(商品名タミフル)の副作用情報など
への関心の高まりを受けて、厚生労働省は副作用情報の公表方法を見直す方
針を決めた。報告のあった医薬品や医療機器の副作用は、患者の生死や性別
など個別症例の詳しい情報をすべて公表する。来年1月から医薬品医療機器
総合機構のホームページ(HP)に掲載される。

 副作用情報は、服薬と症状との因果関係が否定できないと判断された場合
に国に報告される。製薬会社などを通じて寄せられた副作用の件数は同機構
のHPに掲載されるが、患者の生死や年齢などの詳細は、一部を除き公表され
ていない。
 厚労省は「死者が何人いるのかさえわからない」との批判を受け、見直す方
針を決めた。今後は報告があったすべての症例について、死亡や回復などの
経過や年齢・性別、病名と、併用した薬などを公表する。昨年4月以降の情報
にさかのぼって公表し、非公表だった医療機器の不具合に関する個別情報も
開示する。
 04年度の場合、同機構が公表した副作用の個別症例は1872件だったが、
見直しで2万5142件に増える。医療機器による不具合も1万5714件が公表
される見通しだ。
 ただ、服薬と副作用との因果関係が否定的と判断された場合は報告義務が
なく、原則的に公表の対象とはならない。
11月15日
ロシュ、タミフルと自殺「因果関係ない」
 スイスの医薬品大手ロシュは14日、インフルエンザ治療薬「タミフル」を服用し
ていた日本の10代の若者2人が自殺したと厚生労働省に届け出があったこと
に関し、彼らの死と薬の因果関係を示す明白な証拠はないと語った。ロイター
通信が報じた。日本ではタミフルには異常行動を引き起こす精神への副作用
があるとの指摘が出ていた。(フランクフルト=磯山友幸)
このような主張をするのは勝手ですが、ロシュは自殺とタミフルが無関係なこと
を証明する義務を負っていると思います。はたしてそんなことが可能でしょう
か。
11月4日
日本の刑務所に収容されてい入所者の平均年齢は世界的にみても高い、そし
て精神障害者や、知的障害者が多いのも特徴で、まるで福祉施設の代替えの
ようになっているということを、山本譲司元衆議院議員が書いています。
 入所者の中には刑務所の中がいままでで最も気が安らぐということをいう人も
多く、一般社会がどれくらい知的障害者に対して差別をしているかということが
思い知らされます。
 また原田正純さんの「公害があって差別が起こるのではなく、差別があり公害
が生まれるのです。公害に反対することは差別をなくすこと。水俣の患者さんた
ちは、憲法が保障する幸福追求権や生存権さえ十分に保障されず、地域社会
からも差別を受けていたのですから。」ということばにはドキリとして納得。力の
ある言葉というのはしかるべき方から発せられるのです。
 学生時代、仲間とともにイタイイタイ病の研究者萩野医師を尋ねて夜行列車
にのって富山までいったことを思い出しました。萩野医師の苦難の道を思うと本
当に頭がさがります。
 当時原田さんのような大それたことは考えてはいなかったけれど、なんとなく
まだ青臭いことに関わっているのには訳があったのでしょう。
朝日新聞11月3日25面「憲法ってなに?自民党案を読む」より
11月1日
昨日の新大臣のインタビューで国家公安委員長がゆゆしき事をいっていまし
た。日本は外国人が増えたために犯罪が増えて治安が悪くなるということで
す。このような人権感覚の人間が国家公安委員長にはふさわしいのでしょう
か。それともこのような考えの持ち主でなくてはなれないポストなのでしょうか。
大新聞はまったく書いていません。不思議です。どこにこのような事を示すデー
タがあるのでしょうか。




10月2日
今日は東京都美術館でルーブル美術館所蔵のエジプト美術展をみてきました。
今日が最終日なので混み方が半端ではありません。それに31度を超える記録
的な猛暑です。うんざり。エジプトの歌姫は菊川怜に似てました。エジプト展は、
別にルーブルでなくても、大英博物館でも、ベルリン博物館でも似たようなもの
があるので特別な感慨はありません。どれも見たことのあるようなものばかりで
す。今度はアフリカ美術展をやって欲しい。しかし会場に来ていた女性のなか
にクレオパトラの様な髪型が目立ったのは気のせいか。美術鑑賞ならもっと空
いているブリジストン美術館の方が入場料も安いし満足感も大きい。
10月6日
障害者「自立支援法」は障害者の自立を阻む法案です。なんとか廃案を。
10月7日
こんな変なことが起きるんですね。 
福井赤十字病院(福井市)で8月、入院中の男性患者(28)の見舞いに訪れた
知人の男性に、女性看護師が誤って点滴を打つミスがあったことが、6日分か
った。
記事によると、男性は患者のベッドに寝ていて、看護師が「点滴します」という
と、「お願いします」と答えたそうです。
いったいどうなってるんでしょうか。
10月10日
寒い一日、体育の日なのにごろごろして終わりました。「健康診断とメタボリック
症候群」の原稿を書きながら、一番危ないのは自分かもと背筋が寒くなります。
10月11日
早朝、医院の向かいのお宅のご主人が亡くなられたことを知り、一日落ち着き
ませんでした。つい数日前まで元気に仕事をされていたようです。名誉教授の
称号をもっているのにいつでも気さくに世間話をして下さった元気な姿がつい昨
日のことのように思い出されます。外科の教授として弟子を育て、たくさんの患
者を助けてきたのです。引退後もずっと仕事は続けてきました。まったく突然の
出来事です。80歳を過ぎてなお現役の医師であり続けた大内先生に合掌。
10月14日
日医会長、診療報酬で3%以上の増額改定を要望
2005年10月13日20時20分朝日新聞

 日本医師会の植松治雄会長は13日、06年度診療報酬改定に向けて、薬価
を除く治療などの「本体部分」について、少なくとも3%以上増額するよう尾辻厚
生労働相に要望した。医療事故防止や高度化する医療技術への対応、小児救
急の充実、産科医師の増員など医療現場の課題を解決させる財源として増額
が必要としている。 診療報酬本体は、02年度に初めて減額改定され、04年
度も据え置かれた。植松氏は、医師や看護師などの医療従事者数がこの2年
間で3%増えていることなどを挙げ、「報酬が増えず、人件費削減などで対応し
てきたが、みな疲労の中で犠牲的精神で働いている。医療事故も起こりやすく
なっている」と訴えた。 一方、医療費を支払う側の健康保険組合連合会の対馬
忠明専務理事は同日、定例記者会見で、診療報酬改定について「数年来の傾
向からみて増額する環境にはない」との見解を示した。
この時期このような発言をする医師会長はまともな人物といえるでしょうか。景
気がやや上向いたとはいえ診療報酬を3%上げろというのは暴論でしょう。どう
考えても無理な話です。10%削減もありえる話です。
10月19日
中1、部活中に熱中症で死亡 両親、東北学院を提訴

 仙台市の東北学院中の××××君君(12)=若林区河原町2丁目=が部活
動中に熱中症で死亡した事故で、父の会社員××さん(39)と母の会社員×
×さん(38)が19日、学校法人東北学院に約5000万円の損害賠償を求める
訴えを仙台地裁に起こした。

 訴えによると、××君は2003年8月18日午後3時20分ごろ、体育館でバス
ケットボール部の練習中に倒れ、3日後、熱中症による多臓器不全で死亡し
た。
 当日は気温約20度、湿度約85%で、熱中症になる可能性があったのに学
校は2時間半の練習をさせ、倒れた際も全身を冷やすなどの適切な処置を怠
り、救急車も呼ばなかった、としている。
 両親は地裁で記者会見し、「学校は提訴前の話し合いでも誠意が感じられな
かった」と述べた。
 法人側は「適切な対応をしてきたつもりで、提訴となり残念だ。お互い納得の
いく決着を図りたい」としている。
 2005年10月19日水曜日河北新報
自慢の息子・孫を亡くした家族の哀しみは想像するにあまりあります。どう考え
ても死ななくてすんだはずです。熱中症がこれだけ騒がれていて、教育委員会
でも再三講習会を開いていました。知識がなかったから迅速な処置がとれなか
った。無知が生んだ悲しい死です。
10月27日
トピックス 2005.10.24
【日本アレルギー学会速報】ファーストフード好きの母親から生まれ
た子供はアトピー性皮膚炎になりにくい
国立成育医療センター研究所の
松本健治氏
  妊娠後期と授乳期に揚げ物やスナック菓子、ファーストフードを多く摂取した
母親から生まれた子供は、摂取しなかった母親から生まれた子供に比べアトピ
ー性皮膚炎になる頻度が低い可能性が明らかとなった。10月22日に盛岡市で
開催された日本アレルギー学会の一般口演「疫学」のセッションで、国立成育
医療センター研究所免疫アレルギー研究部アレルギー研究室室長の松本健治
氏らのグループが発表したものだ。

 松本氏らは広島市の全公立小学校2年生の保護者を対象としてアンケート調
査を行った。アンケートの配布数は1万1163、有効回答率は89.3%で、うち女児
が4776人、男児が4878人であった。

 その結果、妊娠後期と授乳期に揚げ物やスナック菓子、ファーストフードを多く
摂取した母親から生まれた子供は、アトピー性皮膚炎の発症頻度が有意に低
く、特に4歳以降の発症が少なかった。ただし、食物アレルギーや喘息など他
のアレルギー疾患には相関は見られなかった。また食べる頻度とアトピー性皮
膚炎の間には、妊娠後期での摂取では相関関係はなかったが、授乳期の摂取
では食べる頻度が高いとアトピー性皮膚炎を発症しにくい傾向があった。

 松本氏は、「ファーストフードに含まれる脂質が、それほど悪い過酸化脂質で
はないのでは」と分析するとともに、「脂質を摂取したことで子供の皮膚に保護
効果を与えているのでは」と推測している。(横山勇生)
感想はどんなものでしょうか?。多少アレルギー症状があるお母さんは妊娠中
にスナック菓子をたくさん食べることはまずないでしょう。アレルギーのないお母
さんであればかなり食べる例もあるでしょう。兄や姉にアトピーがあったらお母
さんは余計にスナック菓子などはたべないでしょう。そうすると、遺伝的にアレ
ルギーが濃厚にある場合はそういうお菓子を食べない傾向があり、その方がア
トピー性皮膚炎を起こす可能性が高いと思いますがいかがですか。
10月30日
金土日の三日間は忙しい日々でした。診療している方がずっと楽でした。中学
校の総合学習の講師、小学校のPTAの文化部の講演会、大内清太先生を偲
ぶ会、福島市に富田先生(とみたキッズクリニック:福島市黒岩))の開業祝いと
建物見学、というふうにほかのことはまったくできませんでした。。岡山県の総
社市に開業される上田先生(清音クリニック:岡山県総社市清音三因)も11月
1日に開業です。お電話したら岡山アトピーの会の坪井さんともお話できまし
た。ごぶさたしてました。上田先生はわざわざ仙台まで足を運んで医院の建物
を見にきてくださいました。残念ながら岡山まではすぐにはいけませんが、ぜひ
近いうちにお祝いに参じたいと思っています。
10月31日
しょうゆ・みそ作る好塩菌、黄砂に乗って飛来

 しょうゆやみそなどを作るときに活躍する「好塩菌」の仲間が、黄砂に乗って
中国奥地から日本に飛来している可能性の高いことが、東洋大工学部の宇佐
美論教授(応用微生物学)らの調査でわかった。
 「好塩菌」は、ふつう塩分3〜15%の土などに生息する微生物。東京周辺の
畑や道ばたなど360か所から土を採取したところ、ほとんど塩分がないにもか
かわらず、132か所で好塩菌が見つかった。
 好塩菌は、菌20万個に1個程度の割合で含まれており、硬い殻で覆われた
胞子状になっていた。本来は日本におらず、中国内陸の塩湖周辺など海水より
塩分濃度の高い場所で生息している種類で、黄砂に乗って飛来したとみられ
る。 
 中国は生物資源の国外持ち出しを厳しく制限しており、近ごろは菌であっても
入手困難になっている。同大大学院生の越後輝敦さんは「中国奥地に行かなく
ても、好塩菌を採取して研究できるのは素晴らしいこと」と話している。
(読売新聞) - 10月31日15時52分更新
このような事実があるのですから、かなりのものは中国から飛んできているはず
です。回虫の卵はいうに及ばず、蜘蛛や昆虫、そして工場の排煙も飛んできま
す。いまや日本の上空は中国の排煙の通過域と化しています。
9月30日
今日届いた本を紹介。「育毛物語」双田譲治著:コモンズ刊です
実録潜入ルポと銘うっているとおり、突撃リポートです。アデランス、アートネイ
チャー、リーブ21、などに潜入取材しています。
とにかく笑えます。私はさる5月3日東京・御茶ノ水のホテルで取材を受けてい
てその内容もしっかり掲載されています。東大病院にまで実際に受診してその
経過が面白おかしく書かれています。
その他のもろもろ受けること請け合います。
どうしても笑ってしまうので立ち読みは無理です。
9月27日
寒い一日です。今日で5日連続最初の患者さんが点滴をしています。お彼岸ま
でとはまったくちがう診療内容です。
9月26日
先週マルタで開催された会議でのスウェーデンのカロリンスカ研究所からの報
告によれば、65歳以上の高齢者ではインフルエンザワクチン接種によってイン
フルエンザ流行シーズン中の死亡者が15〜20%減少しているということで
す。一方、英国では老人ホームで、入所者が全員ワクチンを接種しても職員の
半分しか接種しない場所では5%しか死亡者が減らないという報告もありまし
た。何かと評判のよくないインフルエンザワクチンですが、こういう結果が出ると
今年もワクチン接種をがんばろうと元気がでます。詳しい結果はいずれご紹介
します。昨年アメリカではその効果を証明できなかったという報告もありました。
効果の判定をどうこうと言う前に、まず各年代ごとに区分けして効果をみていか
ないと効く効かないの決着はつかないでしょう。
9月25日
偶然以下のような記事に出会いました。毎日新聞の記事です。アタマジラミは
いまEUや米国で蔓延(?)しています数年前イギリスのオックスフォードに仕事
で住んだことがある方から、街を歩いていると前を歩く人の頭にシラミが動いて
いるのが見えるといっていました。
 誤解のないように言えばアタマジラミは清潔好きな人の頭に好んで付きます。

スウェーデン〜えっ! しらみにぎょう虫? 船渡和音さん

 子どもたちが、保育園から病気をもらってくることはよくある。それは家族を一巡して(なぜか
いつも最後は母親の番なのだが)やっと終わったかと思ったら、子どもは次の病気をもらってく
る。私の子どもたちが通っている保育園では、病気の子が出ると、掲示板に「○×病、発生」と
の書き込みがある。そこに先日、「ぎょう虫巡回中」との書き込みがあった。
 えっ! ぎょう虫ですか? そういえば私が小学生の頃、ぎょう虫検査というのがあった(今で
もあるのだろうか?)。ダーツの的のような模様が書いてあるシールを朝起きたときにお尻に
はって、ぎょう虫の卵がついてるかどうか見る検査だ。シールを入れる袋に、キューピーちゃん
のような人形が描いてあった記憶がある。
 あれだ、あれ。でも幸い(?)にして、私と弟はその検査にひっかかったことはなかった。だけ
ど、あれにスウェーデンでお目にかかるとは。「あら、保育園ではよくあるのよ」とは、小学校で
保健の先生をしている近所のお母さん仲間のコメントだ。「ぎょう虫は薬局で市販されてる薬で
退治できるんだけど、もっとやっかいなのはしらみよね」。
  えええっ! しらみですか? この検査はさすがに私の小学生時代にもなかった。申し訳な
いが、私はしらみを見たことがない。しかし残念ながら、これはデンマークでもスウェーデンでも
(なぜかストックホルムが多いのだが)よく聞くのである。しらみは、やはり薬局で市販されてい
る薬入りのシャンプーで退治できるのだが、しらみもやっつけられるだけではたまらない。この
薬への抗体をつけてしまって、この薬では効かなくなってしまい社会問題化しているらしい。抗
生物質が効かないMRSA(黄色ブドウ球菌)のような存在だ。 
 しかし人間も黙ってはいない。子どものしらみに手を焼いたデンマークのある父親が、しらみ
とり専用のくしを発明した。よく捕れるらしい。シャンプーより効果的だそうだ。だが、もっとも効
果的なのは頭を丸めることらしい。しらみのせいで職場に行けなくなってしまったある看護師さ
んは、頭を丸坊主にして職場復帰を果たした。「思ったより爽快。ずっとこうしていようかしら」
と、さっぱりとした彼女の頭の写真とともに彼女のコメントが新聞に載っていた。

 子どもたちを丸坊主にする必要がなければないに越したことはないが、それもまたかわいい
かもなあ。

船渡和音(ふなとかずね)さんのプロフィール
 1968年生まれ。都内の大学卒業後、メーカー勤務、出版社での記者を経て、95年に縁あって
スウェーデンに移住。96年よりストックホルムにある某大学の日本研究所にて研究アシスタント
として勤務の傍ら、フリーでライター活動も。夫と娘2人で、ストックホルムの郊外に暮らす。

*ご意見、ご感想はbebe@mbx.mainichi.co.jpまでお送りください。
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 2005年9月21日
9月22日
8月からハワイの水を待合室においていましたが、置き場所がわるかったの
か、非常に水のサーバーの周りが汚れるので撤去することにしました。
飲みもしないのにコップに水をくみあたりにまきちらす子どもがいるので、あの
機械は小児科では最初から無理だったのかもしれません。
人数が少ないときはいいのですが、10月から来院者が増えると慣れない人が
多いせいでしょうか、水周りやトイレの非常識な使い方が目立ちます。
やはり完全予約制がお互いに気持ちよく診療が出来る方法かもしれません。
9月21日
今日2003年出版した「食べ物から広がる耐性菌」(三五館)の韓国語版が届
きました。韓国版の題名は「抗生剤中毒;耐性菌から子どもと食卓を安全にまも
ろう」だそうです。ハングルはまったくわからないので、時々挿入する英語か漢
字をみて想像するしかありません。私の顔写真もちょっぴり載っているので、よ
うやく私の書いた章だとわかる程度です。出版はシクムチ出版です。
残念ながら韓国出版業界は大不況で本の売れ行きはイマイチですが内容の評
価は高いということですから長い目で見なくてはなりません。
9月20日
今駐車場の工事をやっています。17,18,19の三日で終わる予定でしたが延
びてます。天然石(?)の風格が出て見違える出来栄えになるといいなあと期
待しています。したがってホームページの表紙写真も変えないとだめです。
今日明日は路上駐車などでご迷惑をかけます。
9月18日
テレビのワイドショウなどマスコミに小○チルドレンという言葉が踊っています。
40、50歳の、孫までいる人もチルドレンと呼ばれて何も感じないのかな?とい
うのが感想です。昔やはり小○チルドレンというのがあって、今どこでどうしてい
るかよくわかりません。
 たしかにチルドレンには信奉者、崇拝者という意味や、時代やブームがつくっ
た申し子という意味もあります。しかし信奉しているかどうかはためにはわかり
ません。チャイルド(こども)はいずれ親を批判して家を出て行く存在です。親を
超えて伸びていくのが当たり前。親とは訣別しなくてはならないのです。
「自分は小○チルドレンなんかじゃない」と主張する新人議員がいてもいいんじ
ゃないのか。有権者から選ばれたんだから。
9月14日
日本の教育費はOECD加盟国でビリから3番目?
NHKによると日本の教育費のGDP(国民総生産)に対する割合は低い方から
3番目だそうです。日本高校・大学の授業料の高さは群を抜いて高いことは知
られています。アメリカは授業料が高くても奨学金も充実しています。ドイツは授
業料がただなので日本から留学するとつい長くいてしまいます。日本は税金を
もっと教育に使っていいのではないでしょうか。
人材を育てないで、外国から引っ張ってくることだけ考えていたらもう日本の将
来はないでしょう。
9月13日
The Lancet誌によれば、アフリカで麻疹(はしか)ワクチンを集中的に接種し
た結果、麻疹の死亡者を五分の一に出来たそうです。今世紀中に麻疹を絶滅
できるかもしれません。それはそれでいいことなのでしょう。しかし人類の将来
にとって本当にいいことなのかちょっと考えこむことがあります。ポリオがそうで
あるように。
9月10日
今日は週刊誌を買いに本屋へ。週刊文春の「私の読書日記」は必ず目を通しま
す。今週は気になる存在の米原万理さんです。。
冒頭を引用しますと、
×月×日
参院で否決された法案を衆院に差し戻さずに解散権を行使した小泉首相の強
引な手法は、あたかも自ら退路を断った潔さのように受け取られて、各社世論
調査で支持率が急上昇した。実は、自ら退路を断ったのではなくて、参院で否
決された郵政民営化法案が衆院に差し戻されると、三分の二以上の賛成を得
ないと否決される運命にあり、初回は過半数でいいが、わずか五票差で通過し
たので、三分の二はとうてい無理なわけで、内閣総辞職に追い込まれるのは
時間の問題だった。「自らの政治生命をわずかでも延命するためには衆院の解
散しか選択肢はなかった」とメールマガジン「ガッキイファイター」
http://www.gfighter.com/で指摘するのは、日垣隆。
中略。「いったん廃案になった条文を部分的に修正しても、再び国会に上程す
ることは明らかに憲法違反」

選挙が終わったとたんにころっと意見をかえて法案に賛成する議員がぞくぞく
出るのは十分予想されます。国会議員にまず憲法の条文を読ませなければ。
国会議員の資格試験で憲法を課したらどうでしょうか。彼らには憲法を守る義
務がありますから。
9月9日
今日は水痘とリンゴ病が数人。それとマイコプラズマ感染症。ほとほと感染症
は流行していないようです。インフルエンザも早く来るかと思ったらまだです。
しかしいつでもアンテナは張っていなくてはなりません。沖縄や鹿児島で発生し
ているインフルエンザはA香港型のようです。大きな変異はないのでそれほど
危機感はありません。しかしいつ宮城県に飛び火してもおかしくはありません。
むしろ鳥インフルエンザの動きの方が心配です。いつヒトに感染力をもつように
なるのかそれは明日でもおかしくはないのです。香港などで発生した鳥インフル
エンザウイルスは最初からタミフルに耐性を持つものが多かったという報告もあ
ります。
9月8日
 今日は宮城県養護教諭研究協議会の講師として「学校におけるアレルギー」
を一時間話してきました。メインは食物依存性運動誘発性アナフィラキシーとシ
ックスクール症候群です。
 子どもの命にかかわることだけに話す側も聞く側も真剣です。詳しくはダウン
ロードのページでパワーポイントのファイルを見てください。リスクマネージメント
とリスクコミュニケーションという言葉があります。
 危険を及ぼす事柄のデータは、教職員、父母家族、専門家が共有して対策を
考えるのがトラブルを避ける、解決する最短の道でしょう。教育でも、医療でもこ
れは同じです。
 学校はデータをすべて家族にかくさず公開して欲しい。
9月6日
日本呼吸器学会の咳そう治療ガイドラインの講演会に参加しました。台風のせ
い?か4人しか参加者はいませんでした。
アトピー性咳そうと咳ぜんそく違い、長期間治らない咳の治療など、毎日の診
療で遭遇することばかりですがもっとゆっくりやってほしかった。台風だから早く
終わりますなどといわずに。
しかし講演終了後の質疑で印象に残ったことがありました。慈恵医大の小児科
医師の、最近ぜんそくという診断がついて治療中の子どもの新患8人中、3人
が百日咳であったということです。当院でも昨年、今年とぜんそくの治療で一ヶ
月間も呼吸困難がよくならない子どもが数人受診してますが、そういう場合はま
ずぜんそくではありません。多くがマイコプラズマ感染症でした。そういう場合は
抗生物質で速やかに改善します。いきなり初診で「ぜんそく」といわれ吸入ステ
ロイドを処方されたらその病院はやばいかもしれません。先の慈恵医大の医師
も吸入ステロイドを安易にすすめる医師のいるこを危惧していました。
9月3日
診療が早くおわったので福島までドライブ。目的は11月中旬開業予定の小児
科医院の建築現場の見学です。
 ドクターは以前から福島在住の患者さんに緊急の事態がおこった時に対応し
ていただいてました。今日の最後の患者さんが福島の方だったので地図を書
いてもらいました。偶然ですが工事が始まったことを知っていたのです。すぐ近
くのヨークベニマルには小さいころから買い物によくいっていたそうです。4号線
をだいぶ南下してゼビオメンズの店が見えたら右折して、ヨークベニマルを右に
見て信号をさらに右折。JAの直売所を左折したらありました。巨大DIYセンター
の裏手です。辺りにはまだ畑の残る新興住宅地ですが、自動車の通行料は多
くて、どう通り抜けの道みたいです。
 パステル彩色の大きな建物が医院でしょう。待合スペースにクラシカルなルー
プがあるようです。まだ屋根の工事の段階なの11月に間に合うかちょっぴり不
安です。たいしてにおいはしません。ドクターの自宅は薪ストーブを愛用してい
ると聞いていますから内装はかなり気をつかっていると思います。
しかし調剤薬局と思われる建物の方はすごいにおいです。こんど行くときには
連絡して内装もみせてもらいましょう。
8月31日
リンゴ病(伝染性紅斑)は今年流行しています。発疹が出たときにはウイルスの
排出は終わっているので感染力はないと考えられています。しかし保育園・幼
稚園の一部には発疹が出ている間は通園を拒するところがまだあります。
残念ですが、通園拒否する科学的根拠が示されることはありません。
保育士さんがときどき関節痛をともなったりんご病で受診します。感染を広めて
いるのはおそらく園のスタッフであろうと考えられます。
スタッフの手洗いを十分に行えば感染の拡大はある程度防げる可能性があり
ます。感染症予防の基本は普通の石鹸(抗菌の石鹸ではなく)での十分な手洗
いです。
8月26日
 宇都宮駅西口に程近い某(ロイ・・・)ホテルに宿泊。
新しいということでいやな予感はしていたがすごい臭いです。いまどき珍しい新建材の臭いホ
ルムアルデヒド・トルエンが高濃度で検出されそうです。キシレンもアセトアルデヒドもか。これ
まで泊まったホテルでこれほどの臭いを感じたことはなかったのです。おかげでお腹が痛くなっ
てきました。明日は下痢もするでしょう。さっき同時にチェックインした若者カップル(かなり古い
表現です)は今晩大丈夫かなどと余計な心配をしてしまいます。
こんなホテルがあるなどとはまったく予想していませんでした。いままで泊まったホテルで最悪
です。いのちが惜しかったら明日は別のホテルに移った方がよさそうです。フロントのお姉さん
もちょっと感じが悪いかもといろいろ気になり始めました。とにかく今日は窓を開け放して眠るし
かありません。。



























 




 





 

















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